2025年8月20日付の日本経済新聞によると、厚生労働省は2027年1月から個人型確定拠出年金(iDeCo、イデコ)の掛金の上限を引き上げ、さらにiDeCoの加入年齢を70歳未満まで拡大する方針を固めました。老後資産形成を支援する大きな制度改正です。
iDeCo改正のポイント
1. 掛金の上限引き上げ
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企業年金がない会社員:月2.3万円 → 月2.6万円
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企業型DCと併用する会社員:月5.5万円 → 月6.2万円(上限統一)
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自営業者(国民年金第1号被保険者):月6.8万円 → 月7.5万円
2. 加入年齢の拡大
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現行:60歳未満
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改正後:70歳未満まで加入可能
制度改正の背景
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少子高齢化により公的年金だけでは老後資金が不足する可能性が高まっている
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政府は「自助努力による資産形成」を促進するため、iDeCoやNISAの制度を強化
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iDeCoは掛け金全額が所得控除、運用益非課税、受取時も税制優遇という強力なメリットがある
期待されるメリット
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節税効果の拡大
年間で最大8.4万円の追加拠出が可能となり、所得税・住民税の軽減効果が増加 -
長寿リスクへの対応
70歳まで加入できるため、定年後の資産形成期間が延長される -
自営業者にも恩恵
上限が7.5万円まで引き上げられ、より多くの資金を非課税で運用可能
注意点と対策
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企業型DCとiDeCoの併用ルールは複雑
会社の制度内容や年金規約により拠出上限が変わるため、必ず確認が必要 -
早期加入が有利
運用期間が長いほど複利効果が高まるため、改正を待たず早めにスタートするのがおすすめ -
投資商品選びが重要
長期・分散・積立を基本に、リスク許容度に応じた資産配分を検討
まとめ
2027年からのiDeCo制度改正により、掛金の上限引き上げと70歳未満までの加入拡大が実現します。
これにより老後資金づくりの幅が広がり、節税メリットも拡大することになります。
老後の安心のために、ぜひ今回の改正を機にiDeCoの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
